剣道の段位

剣道・空手・柔道などの武道や、書道やそろばんなど、多くの「道」ではその習得度に応じて「段」というものを設定しています。
「段」という文字通り一歩一歩昇っていくことをイメージでき、修行のモチベーション維持のために有効です。
だいたい、初段から十段までの10段階あるのがポピュラーなようです。


剣道では初段から八段までの8段階があります。
昔は九段、十段がありましたが、2005年3月の審査規則改正により廃止され、現在では八段まで到達できます。
ちなみにこの剣道八段の試験は、日本一難しい試験と言われています。
旧司法試験よりも難しいって本当でしょうか!?


受験資格は以下の通り。

段位 受審条件
一級  小学6年生以上
初段 一級受有者かつ中学校2年生以上
弐段 初段受有後1年以上修業
参段 二段受有後2年以上修業
四段 三段受有後3年以上修業
五段 四段受有後4年以上修業
六段 五段受有後5年以上修業
七段 六段受有後6年以上修業
八段 七段受有後10年以上修業かつ46歳以上



剣道は初段、二段の合格率は7~9割と比較的高めで、最初のうちはそれほどつまづくことなく進んでいけます。
しかしその後の合格率はだんだん落ちていき、参、四段で4~5割になり、五段で2~3割、六,七段では1割前後になります。
そして最高峰の八段はなんと合格率1%前後!!
裾野は広くて登りやすいけど、上に行けば行くほどどんどん頂上への道は極端に狭くなっていくわけです。
ピラミッド型どころではない、言ってみればスライム型の厳しさ!
img_1281671_34436270_0 ちなみに資格で難易度最高と言われていた旧司法試験でさえ合格率は3%前後です。


現在、全国で八段を所有している人は600人程度だと聞いた事があります。
前回の記事で「剣道人口は166万名」とありましたが、その中でたった600人!
この数、衆参あわせた国会議員よりも少ないわけです。
まさに「選ばれし者」です。


合格率1%前後というのが、いかに凄まじい数字か。
私などから見たら神のごとき技を持つ立派な大先生である剣道七段の人が、1000人受験してたった10人前後しか受かりません。
六,七段の合格率が1割前後ということは、その時点で難関資格試験(例:一級建築士、日商簿記検定1級、英検1級など)と同レベルの競争率です。
それを潜り抜けて受験資格を得るだけでも超絶大変なのに、さらにそこから1%しか受からないって、いったい・・・(絶句)


その凄さを示すためにちょっと計算してみました。
「最年少から始めて一回も試験に落ちずに八段まで到達できる確率」です。
小学6年生で1級を合格した後に、最もスムーズに行って46歳で八段に挑戦できます。
さて、100万人の小学6年生が同時に挑戦して、八段にたどり着けるのは何人だ?
1to8dan
という結果になりました。
なんとたったの2人!!
もちろん「一回も試験に落ちずに」という条件はかなり厳しいと思いますが、それでも滅茶苦茶厳しい数字です。
うーん、眩暈がしてきました。


「山は高ければ高いほど登りがいがある」とは言いますが、いくらなんでも高すぎですね・・・
・・・道は長く長く険しいです。
一歩一歩、しっかり踏みしめて歩いていきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です